塗装屋さんのブログ
現場を訪ねて三千里 その（３）
こんにちは、小林塗装です！
３週に渡ってお送りしている、私の修業時代の
とぉ～～い現場のお話しも今週で最終回。
憧れのヘリがフェリーになり、
雑魚寝でぐったりの身体に鞭を打ち、
三宅島の別荘の塗装に臨む若き２人の塗装職人（一人は私です）。
塗装に取り組んだのも束の間…。
依頼主である、ゼネコン社長が突然「明日帰る」と言い出す始末。
2人はどうなってしまうのか…？
（ぜひ、先週・先々週のブログもご覧ください！）
船の故障で釣りができなくなり、ご機嫌斜めの社長。
突然「明日帰る」と言い出しました。
“え・・・Why？∑(ﾟДﾟ)”
いや…社長、何時間もフェリーに揺られ、
やっとこさ三宅島に着いて塗装し始めた所ですよ？
数回塗装の筈がまだ一度目も塗り終えていませんよ！(ﾟДﾟ;)
でもココでも鶴の一声は絶対です。
四発目の“・・・チーン(*_*)”
とはいえ、仕事は仕事。
半端な塗装をして、おめおめと帰れません。
とにかく急ぎながらも丁寧に塗って、
夕方には塗り終えることができたと記憶してます。
夕食は社長が鰹を捌いてくれたのですが、
戻り鰹と時期が良かったのか大変美味しく頂きました。
戻り鰹…この言葉があとでキーワードとなるとはこの時、
３人とも気づきもしませんでした。
美味しい鰹に舌鼓を打ち、
夕食も終え、夜になったころ雨が降ってきました。
ところが…この雨、とんだ厄介者でした。
先ほどの「戻り鰹」ですが、
なぜ戻り鰹が美味しかったなぁ、と覚えていたかと言うと
この雨、台風による影響の雨だったんです(+o+)
なので季節は秋！で、戻り鰹だと。
秋口にじゃんじゃん来るのは鰹だけではなく台風もだったというわけです(笑)
まったく揃いも揃って誰も天気予報を観てなかったんです(ﾉД`)
（船に乗って釣りをする予定の社長ですらも…）
マジで塗装だの釣りだのなんて問題じゃありません。
翌日フェリー出港すんの？？です。
五発目の“・・・チーン(*_*)”です。
それからはもう…天気予報のチェックとフェリー乗り場への
連絡だなんだでバタバタ慌ただしかったのを覚えています(笑)
そして迎えた翌朝…。
フェリー乗り場へ行きフェリーが今日出港する事が
分かった瞬間のホッとした記憶は今も忘れません。
兎にも角にも台風由来の荒天の中、
中一日で再びフェリーに飛び乗り５、６時間も揺られ…
やっと無事に竹芝桟橋へ戻ってきました。
思えば群馬から竹芝桟橋、そこからさらに三宅島。
塗装時間よりも移動時間の方が遥かに…は・る・か・に！長い稀な現場でした。
以上が“三宅島出張”のお話しです。
そういえば、なぜあの時、社長が「帰る！！」なんて突然言い出したのかは
謎のままです(笑)
今はコロナ、コロナと大変で旅行もママならないですが、
コロナが落ち着いたら改めて遊びで（ここがポイントですね）
三宅島観光でもしたいものです(笑)
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